2026年10月19日
COBOL PARK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長:髙橋 観、以下 COBOL PARK)は、設計情報の整備・最新化や業務知識の継承に課題を抱えるメインフレーム利用企業向けに、COBOL資産から基本設計書・詳細設計書を生成する「ドキュメントリバースソリューション」を開発しました。本ソリューションは、COBOL PARKがメインフレーム開発で培った設計標準と業務知見を活かし、AIを活用したCOBOLプログラムおよびJCL※1などの解析により、COBOL PARK標準に準拠した基本設計書・詳細設計書などを、実務で利用可能な設計書形式で成果物を生成できる点を特長としています。
※1 Job Control Language(ジョブ制御言語)
1.開発の背景
メインフレームは現在も多くの企業の基幹業務を支える重要なシステム基盤です。一方で、技術者の世代交代への対応や、業務知識の継承、設計情報の整備・最新化、継続的な保守開発体制の強化が求められています。
こうした状況は、保守改修時の現行調査や影響分析に時間を要する要因となるほか、業務知識や設計ノウハウの属人化を招き、継続的な保守開発体制の確保やモダナイゼーションの推進を難しくする要因となっています。
COBOL PARKは、メインフレーム領域で培った業務・技術知見および標準ドキュメント資産に加え、複数のAIソリューションを組み合わせることで、本ソリューションを開発しました。
今回の支援範囲は基本設計書・詳細設計書の生成です。影響分析、実装、テストなどの支援機能は今後順次開発します。

2.「ドキュメントリバースソリューション」の概要
本ソリューションは、現行のCOBOLソースコードおよびJCLなどを解析し、プログラム構造、処理内容、ジョブ構成、入出力情報などを整理して、基本設計書や詳細設計書として実務で利用可能な設計ドキュメントを生成します※2。
ソースコードだけでは把握しにくい処理の流れを設計情報として整理し、既存ドキュメントの補完や最新化を支援します。生成された設計書は、保守改修時の設計変更やレビュー資料として活用できるほか、業務知識や設計ノウハウの知識継承にも役立ちます。
また、本ソリューションはメインフレーム資産解析に求められる実務品質を重視し、生成内容の整合性向上や推論精度の向上を実現しています。AI活用において課題となりやすい事実と異なる情報の生成(ハルシネーション)、解析過程での推論停止、情報の欠落を可能な限り抑制するとともに、設計情報の図表化やメインフレーム固有用語を含む日本語設計書の生成にも対応し、実務で利用しやすい成果物を提供します。
※2 COBOL PARK標準設計書例
システム概要、システム間I/F仕様、機能仕様、画面仕様、帳票仕様、データ仕様、ジョブ仕様、ファイル仕様、コード管理
【生成ドキュメントサンプル】
・ジョブ仕様(フロー図)
-300x212.png)
・システム間I/F仕様(項目記述書)
-300x95.png)
3.今後の展開
今後は、本ソリューションで生成した設計情報を活用し、影響分析支援、実装・改修支援、テスト支援、知識継承支援を行うAIエージェントの開発を進めます。次のステップとして設計書生成に留まらず、まずは有識者が行っている資産分析・調査作業の支援に取り組み、保守開発業務全体の高度化を目指します。
COBOL PARKは、メインフレーム技術、業務知識、設計標準および複数のAI技術を適材適所で組み合わせ、保守開発の高度化と知識継承の支援に継続して取り組んでいきます。
4.COBOL PARKについて
COBOL PARKは、「つなぐ技術で、つむぐ未来」を掲げ、レガシーシステムに関する課題解決を支援しています。将来のあるべき姿から逆算して最適な選択肢を整理し、意思決定から実現まで一貫して伴走することで、お客様のシステムの安定稼働と持続的な事業運営に貢献します。
本件に関するお問い合わせ先
COBOL PARK株式会社
経営企画本部
AI推進室
E-mail:contact.ai@cobolpark.co.jp
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。
